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6週-実家・未婚・海外在住パートナーとどう育てるか今後の生活を具体的に考える

6週6日目、妊娠発覚から10日くらい経ちました。

妊娠について私はわりと嬉しかったのですが、年に2回フランスへ通っている自分の生活を振り返ると「どうしよう」と不安が押し寄せてきます。お酒もディナーも今後の予定もどうしようと。

 

私にはパートナーに同伴してのディナー予定が国内外関係なく毎月数回あるのです。そもそも結婚できない状態の私たちなので、配偶者ビザは取れず、今と同じくシェンゲン規定に添った滞在日数(90日)しか滞在できないまま。

妊娠中は定期的な妊婦検診も必要ですし、3ヶ月もフランスにいるということは定期検診はその間すくなくとも1回はあちらで受けなければいけない、そしてすべて実費。また、フランスからイタリアやスペインに仕事で10日ほど出かけるにも通常、私が帯同するので、そんなの子連れじゃ無理だと言われていること。

 

だからといって中絶という決断を簡単にはできません。

  • これが最後の妊娠となるかもしれないし、おろしたくない。
  • 産むか生まないか?と言われれば年齢的に考えても産むに決まってる。
  • 俺をとるか子どもを取るか?には迷っても答えは出ない。両方を取る。

どうかんがえても産みたい。遺伝子異常などの止むを得ない事情がない限り中絶は考えられない。

「子どものいない人生が寂しい」などとはまったく考えていません。私も、彼とふたり、それもそれで楽しいかなと思ったこともありました。でもいついなくなるか分からない彼ですから、そのとき親も死んでいたら一人ぼっちになってしまうと考えることもありました。子どもは新しい経験をくれます。大人の夜遊び、パーティ三昧、旅行に行く、美味しいご飯を食べる、猛烈に働くという日常の繰り返しは、20歳くらいからずっと38のこの年になるまでしてきました。さんざん楽しみました。

いま実家引きこもっていますが、それらの世界に戻りたい!という気持ちは実際あまりないです。「たまに美味しいものを食べにいきたいなぁ」とたまに恋焦がれることがありますが、これが数日も続けば「ちょっとお休みしたいな・・・」と思うようになりました。

 

子どもができたら自由がなくなる!のかもしれないけれど、新しいことがたくさん学べて、新しい経験ができるのです。30代行半になった頃、子どもがいる人に対して胸が苦しく、羨ましく感じてきたのは、私が一生できない体験を彼らはしているんだ、という嫉妬のような感情でした。ですが、わたしにもやっとその機会が巡ってきたのです。

 

おろすときっと後悔する。絶対後悔する。だって、この嫉妬を死ぬまで背負うことになるから。だからおろさない。

 

パートナーはというと、

  • おろしてほしい
  • 子供に合わせた生活はできない(義務教育・病院・お稽古への送り迎え)
  • フランスにいてもフランスから何処かへ行くことが多いのに、連れて行けない
  • グルメが楽しみなのにディナーにも行けなくなる

とイライラし、同じ部屋にいるのに空気は最悪の状態に。

 

とりあえず、私は実家へ戻り、いろいろ考えることにしたのでした。

 

現実的に問題を具体化しておく

楽観的な性格なので本心では「なんとかなるよ〜」といいたいのですが、土台となる部分は具体的に固めておかないとですよね。問題を具体化して自分の中で改めて認知しておくと、壁にぶつかったときに後々対処しやすくなるのでおすすめです。育てるとしたらどんな条件となるか洗い出してみました。

  • まず結婚できない=ビザの取得ができない=フランスに長期滞在は不可能であるということ
  • そして、フランスの健康保険には入れないので、滞在中に何かあるかもしれない=子供の旅行保険は必須となるということ
  • ただの旅行者扱いなので、フランスからの助成は対象外となること
  • フランスでは義務教育が3歳からなので、基本的には3歳までしか行ったり来たりができないということ
  • シェンゲン規定内での滞在となるので、1年のうち半分以上は実家で育てることになるということ
  • 日本では単身赴任のような生活となること(日本国内でもこのような生活の人は多いのであまり気にしていません)
  • 飛行機に乗る機会やベビーシッターなどの利用を考え、子供は必ず「ひとり寝」ができるようにしなければいけないこと
  • 認知はするだろうけれど、養育費を出し渋りそうな予感がすること
  • パートナーが音信不通になって逃げるのではないかという懸念があること
  • 実際には100%シングルではなく「一応パパはいる」という状態で十分なのではないかということ
  • 基本的には「ひとり親」で、実家でぬくぬく育てていけばよいのではないかということ

産むこと前提で考えるとこのような結果になるとおもいます。

 

  • フランスから近隣海外へ行く場合に子どもをどうするか

についてが一番困っているところなのですが、これは旅行ではなくどちらかというと出張なので子どもに合わせて旅程を立てることができません。夜のディナーは大人のみの「クロスのかかったテーブルでのディナー」が毎日です。

昼間は特に気にしていないのですが(私と子どもだけテラス付きのカフェ的なところで食事をすればいい)問題は夜です。

都会ならばどこに行ってもベビーシッターがいるので7時〜11時くらいの4〜5時間見てもらえば、私が出ていっても問題なさそうですがその費用はどうやって・誰が出すか?が問題です。そして田舎だったらベビーシッターがいないので、私はテイクアウトのサンドイッチなどを買って部屋で過ごし、同伴ディナーには出席できなくなることを周りの方に了承してもらう必要があります。

また、ホテルでぐずったりしたとき、パートナーが寝れなくなると仕事に支障が出そうで困るポイントです。(運転もするので、交通事故など起こされたら困る)

 

  • 家に残る(一緒に行かない)

という対応がいちばんよさそうですが・・・。そのあたりは今後考えていけばいいかと思っています。

 

単身赴任のご主人にちょこっと会いに・・・というケースでもなく、駐在妻さんのケースとも違う生活スタイルなので、あまり例のないことだと思います。そもそも結婚していませんし、パートナーのまま育てていくしかないのです。3歳までは1年のうちに拠点2カ所を往復して過ごすという生活になりそうです。(お金が許す限り)

 

なんとかなるような気がしてきました・・・。

どうでしょう?

 

いちおう、パパはいるよという「擬似単身赴任」環境で育てるのはダメなんでしょうか。

パートナーか夫婦なのかは他人から分からないものですし「主人が〜」という人称でママ友には話していれば、実際は結婚していなくとも分からないと思うんですよね。

最悪、彼は逃げてしまうかもしれないので最初からある程度予想もしておきながら、子どもは一人で育てる(実家で)という覚悟もできてきました。

 

そんな私の覚悟とは対照的に、突然子どもという責任が降りかかってしまった彼は不安で「おろせ」というんだと思います。

時間をかけて「私と一緒なら大丈夫だ」ということを伝えていければと思います。

 

彼にはいろいろなトラウマがあるので、受け入れるのには時間がかかると思います。決して「どうして〜〜してくれないの!?」などとヒステリックにならないよう気を付けていきたいと思います。可愛がってくれるだけでも助かる、と小さなことに感謝を重ねていければなと思います。

 

では!がんばります!!