お年寄りのデリカシー?「おっぱい出てる?母乳?」と聞くのは「文化の違い」と理解する

今現在65歳以上の年配者で起こるようですが、「おっぱいですか?」や「母乳で育ててるの?」とあまりよく知らない人なのに気軽く聞いてくる「デリカシーのない人たち」がいます。ですが、これには理由があるようで今現在の私たちの常識とはちがう文化の中で生きてきたので「セクハラ」「デリカシーがない」「気持ち悪い質問」とは感じないようです。

昔は「粉ミルク」が高かったり手に入りにくかったり、いろいろな理由で「母乳」を分けてもらうということがよくあったそうです。「乳母」システムのようなものですが、あまり面識のない人やただの近所に住んでいるというだけの人、知らない人までもに「母乳かどうか」を聞く必要があったそうです。

ミルクを飲ませないと赤ちゃんは死んでしまうので、どこに住んでいる誰のところに赤ちゃんがいて母乳が出るのか聞くのがふつうだったようです。「母乳ですか」をことばに出すことや、ことばを聞くことも「よくあること」でそれが異常なことという意識が今になってもないので「赤ちゃんを見ると=母乳ですか」と習慣のように気軽にことばに出してしまうそうです。

昔の文化なので、聞かれた人が「お年寄り」で年齢が上であるほど「怒らず」そっと流してあげましょう。まだ若い60代くらいの人なら「今はもうただのセクハラなのでそのことばは使わないでください」と言ってもいいでしょうけど・・・。